今週月曜日(3月10日)に中間試験があって、その採点が終わりました。ふ~。
で、採点していてちょっと唖然としてしまったのは、今の学生が自動詞・他動詞の区別、使役形と関連表現が非常に弱いこと。(念のため、これは学生が悪いと言っているわけでは決してありません。)
動詞の自他は上級になっても難しい項目ですし、使役形と関連表現も初級を終えたばかりのレベルの学生がよく間違える項目のひとつではあるのですが、それにしても、びっくり。
「泊める」を使った文を作りなさい。
という問に対しては、
「日本へ行ったとき、旅館に泊めました。」
のような自動詞との混同タイプの間違いをしたのが、なな、なんと29人中、18人(62%)です。半分以上の学生が自他の区別を分かっていないということです。ガーン・・・。
蛇足ながら、「そこで車を泊めてください。」なんてナイスボケな間違いも数例ありました。動詞の自他は間違ってないけど、漢字が違うっちゅうねん!
さらに、使役の関連表現の次の問では、誰の視点で述べるのか、誰が誰にさせているのかを間違えていた学生が約7割です。やや厳しめに採点をしましたが、それでも卒倒しそうになりました。
指示「子供のとき、あなたのお兄さん/お姉さんは日本の漫画をたくさん持っていて、あなたにも読ませてくれました。あなたはお兄さん/お姉さんの漫画を読むのが大好きでした。これをあなたの視点から使役形を使って書きなさい。」(本物は英語で指示。)
正解は上の指示文にも出てきてしまっていますが、
「子供のころ、兄/姉に漫画を読ませてもらいました。」
または、
「子供のころ、兄/姉は漫画を読ませてくれました。」
です。
これを、
- 私は姉のまんがを読ませて楽しかったです。(←本当に楽しかったの?ところで誰に読ませたわけ?
- 子供のとき、私は兄にまんがを読まされました。 (←全然、楽しそうじゃねえじゃん!!)
- 兄のまんがを読まされてくれました。(←だ、誰が何をしたんじゃ???)
のように書いているわけです。
これは何とかしなければならないので、今月は「視点、ヴォイス強化月間」として、もう一度、コンセプトを整理して、練習をしたいと思います。