今日、今学期初の授業があった。
このコースは以前にも教えたことがあるし、内容こそ違うものの、このコースと同じ初級前半レベルは先学期も教えた。
ただ、今学期は先学期より学生数が多い。というより先学期が少なすぎたと言った方が正確だ。今日の初授業にも30人近くの学生が出席していた。まだ始まったばかりだから何とも言えないが、クラスの雰囲気は良さそうだ。やはりこのくらいの数の学生がいないと盛り上がらない。
用意した内容は終わりきれるかどうか心配だったが、十分に終えることができた。教科書販売が授業の直前だったので予習を課すことができず、ペースはゆっくり気味だった。
来週は2課分を終えなければならないので、もっと手際よくやらなければならない。
時間になっても書店の人が来ない。教室変更があったことを書店の担当者に伝え忘れていたため、書店の担当の人が変更前の教室でスタンバイしていたのだ。急遽、変更前の教室にいる書店の人を呼びに行って急いで移動してもらった。そんなこんなで授業開始が遅れてしまった。学生、そして書店の担当者にも申し訳なかった。気をつけねば・・・。
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(以下、1月18日に追加した内容。)
授業中、問題の答え合わせで学生を一人ずつ当てて答を言ってもらっていたとき、答えを間違えた学生がいた。せっかく答えを言ってくれたのだから、なるべく、その学生の答を尊重しよう、傷付けないようにしようとしたつもりだったのだが、その学生が答えた直後、「他の答えの人?」とクラスに問いかけた瞬間、その間違えてしまった学生の顔が曇ったのがわかった。
大失敗だった。その学生の面子を傷つけないように正解を導き出すことができたはずだ。例えば、学生が間違った答えを言ったあと、「OK。じゃ、その答にいくら賭ける?絶対?他の答えの人は?本当にそう思う?いくら賭ける?」などとくだらないやり取りを間違えた学生も含めて何人かの学生として、かなり引っ張った後、「お待たせしました。正解は~です。」などとすれば、まだましだったはず。
学部4年のとき取っていた教育実習の授業担当の先生が「教師というのは業の深い職業だ。なぜなら、何人もの生徒を殺してしまうからだ。」ということをおっしゃっていた。まさにそのとおりだ。私はこの日、この学生の気持ちを殺してしまった。こんなことをしていたら、いくら「間違えてもいいから、自分の答えを言ってごらん。」とか「練習なんだから沢山間違えてください。」などと言ったところで、まるで説得力に欠ける。こうした「気持ち殺し」が全く気にならなくなったら、或いは気がついてもそれは些細なことだと真剣に捉えなくなったら、そのときはきっと教師という仕事を辞めるべき時なのだろう。
背筋が伸びる思いがした出来事だった。
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